うるしぬりたしろ
うるしを塗ります
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金継ぎについて改めて思うこと

15日はd school わかりやすい金継ぎの日でした。

工程のこと、材料である漆のこと、実演など、1時間半はあっという間でした。

 

終わった後、参加者の方から金継ぎ以外のこと、例えば私の作っている

ブローチみたいなものは趣味で作れますか?と聞かれました。

作れないことはないけど、漆を塗るなら漆風呂を用意したり、刷毛を仕立てたり

色々あって、家庭でやるのは結構なハードルの高さかなー?と答えました。

でも金継ぎならダンボールの簡易風呂で十分、画材屋で売ってる筆でも塗れる。

塗り物よりずっと手軽に始められます。

漆の作業の中で、素人が一番始めやすいのは金継ぎなのでは?と最近強く思います。

だけどやっぱり漆な訳で、あるようで無い、無いようである漆のルール上で作業する。

やってることは「陶磁器の修理」なんだけど、漆でやる金継ぎはちゃんと漆の仕事。

これは試しにエポ継ぎをやってみたとき、はっきり実感しました。

エポ継ぎは工作で、漆の継ぎは工芸だった。みんなが思ってる以上に漆の仕事です。


で、これを教えてて楽しいこと。

陶磁器ラブな人が愛しい器を直したくて金継ぎを始めて、やればやるほどあら不思議、

漆にどんどんハマっていっちゃう。塗りのお椀を使ってみたくなる。

私のやっていることは、お椀を作ることと金継ぎを教えること、

バラバラに捉えてる人は多いけど、実はちゃんと繋がっている。

漆ラブな人を増やすのに貢献中なのです。